長期的な展望を持たない教育行政のため、現場の教師と生徒たちが苦しんでいる。
正規採用の教師は「初任者研修」があり、校内でメンター役の教員から指導を受けたり、毎週、週に一日、教育センターに出向いて研修を受ける。
小学校では常勤の非正規教員が1年目から担任を持つ。初任者研修はない。その結果、日々の授業や子どもたちへの指導が自己流になり、学級崩壊に近い状態になることがある。
千葉県では、非正規雇用の高校教員だと、毎年、勤務校が変わるため、教師が落ち着いて生徒を見ていくことができない。学習面だけでなく、部活動の顧問も毎年変わるので、生徒が寂しく感じる。公立学校の5~6人に一人が非正規教員である。
このような学校環境では生徒がより興味を持てる授業の実践は困難である。教員の給料は国と県が出しているが、国や県が動かないのなら市町村から声を上げる必要がある。
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