淡水真珠貝のイケチョウガイは生長して真珠を宿すまで5ミリの真珠で2~3年、10ミリで10年かかる。
海での真珠養殖7ヶ月~4年間に比べ、年数が掛かるが、養殖は経済的に引き合う。海での真珠養殖の場合、アコヤ真珠や南洋真珠は基本的に1つの貝から1個しか真珠が採れない。
一方、淡水真珠は真珠の大きさによるが1つの貝から30個~50個もの真珠が採れる。しかも、美しさは海水真珠に遜色なく、経年劣化は海水真珠と比べてわずかである。
国内の淡水真珠産業が著しく衰退した理由は、湖沼の水質汚染によって真珠貝が住みにくくなったことと、日本の優れた淡水真珠の技術が中国に流出したからである。
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