外来生物
- nhashimoto1991
- 2023年1月17日
- 読了時間: 2分
カマキリは男の子に人気があります。私は大阪育ちで、母の実家は三重県伊勢です。子どもの時、大阪や伊勢でカマキリをたくさん捕まえました。日本には約10種類のカマキリが生息しています。当時、1度だけしか見たことがない憧れのカマキリがいました。それがハラビロカマキリです。(写真①)
少しずんぐりとした可愛さのあるカマキリです。小さい頃は葉っぱの上などでお腹を上に立てています。(写真②)縦に短く横に広げた印象で、腹部の幅が広いことからハラビロカマキリと名づけられました。
嬉しいことに最近良く、ハラビロカマキリを見かけるようになりました。我が家の庭に一昨年に続いて、去年ハラビロカマキリがいました。去年は、私の自動車の扉の内側に卵が産みつけられていました。(写真③)
残念なことに「佐倉草ぶえの丘」(千葉県佐倉市)の近くでムネアカハラビロカマキリの卵(写真④)を見つけました。中国原産のカマキリで、中国から輸入された竹ぼうきに卵鞘が付着していて日本に侵入したと考えられています。
サイズが大型のカマキリで、ムネアカハラビロカマキリの侵入・増加の結果、ハラビロカマキリが確認されなくなった事例が報告されています。
子どもの頃の憧れであった昆虫は、いつまでも生息してほしいものです。身近な生き物が外来生物に取って代われることは、寂しく感じます。




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