第13回 夏の教育セミナーに参加
- 橋本直久
- 8月4日
- 読了時間: 3分
8月3日(月)、第13回夏の教育セミナーに参加した。主催は日本教育新聞社、ナガセ(東進ハイスクール)である。
教育改革への問題意識が一致
特に印象に残ったのは、文部科学省高等教育局長・合田哲雄氏による講演であった。
講演を聴いて感銘を受けたというよりも、私自身が日頃から考えてきた教育改革の方向性と重なる内容が多く、「同じような問題意識を持つ文部科学省の官僚がいるのだ」と驚くとともに、自らの考えに確信を深める機会となった。
「文系・理系」「受験中心」の発想を見直す
合田教育局長は、学校や家庭でよく語られる「とりあえず普通科へ進学する」「女子は文系を選ぶ」「早めに理数科目を捨てて3教科に集中したほうが受験に有利」といった考え方を見直すべきであると強調された。現在は100年に一度とも言われる大きな社会変革の時代であり、従来の教育の在り方では対応できないという問題意識が示されたのである。
私が提唱する「教育課程の二階建て」
また、私が以前から提案している「教育課程の二階建て」にも通じる考え方が示されていた。私は、通常の教育課程に加え、次のような教育の充実が必要であると考えている。
通級による指導を必要とする児童生徒への支援の充実
日本語指導が必要な児童生徒への支援の拡充
校内外の教育支援センターなどを活用した不登校児童生徒への学習機会の確保
ギフティッド(特定分野に優れた才能を持つ児童生徒)への専門的な教育の充実
ギフティッドは約40人に1人存在すると言われており、その才能を十分に伸ばすことのできる教育環境を整備することが重要である。
文系・理系という枠組みを超える教育へ
さらに、教育局長は、日本独自とも言える文系・理系という二分構造から転換する必要性についても言及された。この区分は大正7年の高等学校令に端を発している。しかし、現代社会では文系・理系という固定的な枠組みそのものが時代に適合しなくなりつつある。
例えば、数学は理工系だけの学問ではなく、経済学、政治学、データサイエンスなど幅広い分野で不可欠な基礎学問である。実際、経済学者が高度な数学を活用する場面は少なくない。数学や理科を学ぶことは、子どもたちの将来の進路や職業選択の可能性を大きく広げることにつながるのである。
教育改革を政治の立場から前進させたい
今回の講演を通じて、これからの教育には文系・理系という固定的な枠組みを超え、個々の能力や興味に応じた柔軟な学びが求められていることを改めて実感した。
私も、このような文部科学省の新たな方向性を支持するとともに、政治の立場から教育改革をさらに前進させ、日本の子どもたち一人ひとりが将来に向けて幅広い可能性を伸ばすことのできる社会の実現を目指していく。




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